1月31日午前10時20分頃、武漢市にいた日本人を乗せたチャーター機第3便が羽田空港に到着しました。今回は今までで一番少ない149人でしたが、機内で9名の方が症状を訴え、8名が東京都内の医療機関に搬送されました。残り1名については未定との事。詳しく見ていきましょう。
新型コロナウイルスは陰性!! 帰国後入院した5名の検査結果判明!!
武漢からのチャーター機到着 感染者はどこに搬送?帰国した人の検査は?本当に大丈夫?
チャーター機第3便で9人に症状!! 新型コロナウイルスの感染は?武漢から149名到着!!
中国・武漢から第3便、149人帰国 9人が症状―新型肺炎で政府チャーター機
昨日に引き続き本日も、武漢市にいた日本人がチャーター機で羽田空港に到着しました。
まずはそのニュースの内容を見てみましょう。
新型コロナウイルスによる肺炎患者が増え続ける中国・武漢市から、邦人149人を乗せた日本政府のチャーター機の第3便が31日午前、羽田空港に到着した。関係者によると、9人が症状を訴え、このうち8人が東京都内の医療機関に搬送された。残る1人の搬送先は未定。症状がない人も、経過観察のため、国立保健医療科学院(埼玉県和光市)や税関研修所(千葉県柏市)で受け入れる。
第1、2便の帰国者と合わせ、これで計565人が帰国した。厚生労働省によると、第1便に乗っていた40~50代の男女3人にウイルス検査で陽性反応が出たが、うち2人は症状がなかった。
第2便で帰国した210人の検査結果も近く判明する見通し。せきや発熱の症状がみられるなどした26人が入院している。
政府は症状がない帰国者も、感染の有無を慎重に見極める必要があるとして、民間ホテルや政府の関連施設に最長2週間とどまり、外出を控えてもらうよう要請している。
チャーター機による退避は、ウイルスの発生源とされる武漢市の海鮮市場近くに住むなど、感染のリスクが高い帰国希望者らを対象に29日から始まった。政府は第4便について週明け以降の派遣を検討している。引用:時事ドットコムニュース
今回も感染が疑われる人がいた!!
まず気になるのは
感染者はいるのか?
という事でしょう。上記のニュースによると搭乗者のうち、9人が発熱や咳などの症状を訴えているそうです。
昨日の第2便の時も同じく9名の方が症状を訴えていましたが、210名のうちの9名です。
しかし今回は、149名のうち9名です。比率にすると、第2便は約4.2%でしたが、今回の第3便は約6%に増えています。
症状が出ていないからといって感染していないという事ではないのが今回の新型コロナウイルスの怖い所です。
実際に症状が出ている人が感染しておらず、無症状の人が感染していることがありました。
まだ現地にいる日本人の方がいるそうですが、感染している確率は日に日に高くなっていくでしょう。
第1便と第2便の帰国者の検査結果のまとめ
まずは第1便を見てみましょう。
1便に乗っていた40~50代の男女3人にウイルス検査で陽性反応が出ましたが、このうち2人は症状がありませんでした。
到着直後に体調不良を訴えていた5名の方はみな陰性で、その後体調不良を訴えて入院した12名の中から1名陽性反応が出ました。
しかし結果として、症状が出ていない残りの189名の中から2名が新型コロナウイルスに感染していたんです。これ、とても大変なことです。
第2便で帰国した210人のうち、現在検査結果が出ている13名が陰性。残りの197名の検査結果もじき判明する見通しですが、複数名感染者がいると推定されます。
第1便の時よりも多い26人の人が、せきや発熱の症状がみられるとして入院しています。
ただこの方々だけでなく、他の症状が出ていない方からも感染者が出る可能性があるので注意が必要です。
【2月1日 追記】
1月31日、チャーター機第2便で帰国した方々の検査結果が出て、そのうち2名に陽性の反応が出たそうです。
しかもこの2名ですが、いずれも発熱などの症状がないということです。
第2便帰国者の感染者
30代の男性・・・無症状
50代の男性・・・無症状
そして2月1日、今度は第3便の帰国者から2名の感染者が確認されました。
30代と40代の男性2人は、1月31日の第3便で帰国。40代男性は38度台の発熱があり、検査したところ陽性反応が出ました。
ただ30代男性には症状が出ていないのに陽性だったそう。
第3便帰国者の感染者
30代の男性・・・無症状
40代の男性・・・38度台の発熱あり
併せて、第1便で帰国し陰性だった方から陽性反応が出たそうです。
この方は40代男性で、1月29日に最初のチャーター機で帰国し、発熱やせきの症状がみられたため同日から入院。1回目の検査では陰性と判断されたが、追加検査でウイルスが検出されたとのこと。
これはとても怖いことです。症状が出ていて検査をしても、陰性になるんですから。つまり結果を全て信じられる訳ではないという事です。
無症状の方から陽性が出るのも怖いですが、検査をして陰性だった方が陽性になる方が怖いと思います。
今後もまだまだ感染者が出そうな気がします。
症状のない人は帰国後どうなるの?
第1便の時、帰国者は206名いましたが、なんと2名の方が検査を拒否して帰宅し大問題となりました。
日本中から批判が殺到し、検査を拒否した2名も本日になり検査を受けたいと申し出ています。
第3便では政府が今までの反省を活かし、中国出国前に検査受診の同意を求め、対応を強化しています。
羽田空港に到着した後、症状が出ていない日本人は政府が用意したバスで東京都新宿区の国立国際医療研究センターに向かい、全員検査を受けるそうです。
その後、入院者を除き症状のない人は埼玉県和光市の「国立保健医療科学院」と千葉県柏市の「税関研修所」に滞在し、経過観察をするとの事です。
今さら感は否めませんが、絶対に必要な処置だと思います。
まとめ
昨日に引き続き、武漢市からのチャーター機での帰国第3便。合計149名だそうです。
第1便、第2便に比べて体調不良を訴えている人の数が増えているのが気がかりです。
症状が出ていない人でも感染している可能性は十分あるので、隔離など徹底して欲しいです。
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