新型肺炎感染者入国拒否へ!! 安倍首相 6日間前倒しで決定!!遅すぎた決断!!

1月31日、安倍晋三首相は午前の衆院予算委員会で、2月7日施行予定だった新型肺炎を感染症法の「指定感染症」にする政令を「1日から施行する」と表明しました。これにより、入国しようとする者が感染しているなら入国拒否すると言っているのですが、どうなるのでしょうか。詳細を見てみましょう。

新型肺炎感染者入国拒否へ!! 安倍首相 6日間前倒しで決定!!遅すぎた決断!!

安倍首相、新型肺炎「感染者入国拒否」

　安倍晋三首相は３１日午前の衆院予算委員会で、新型コロナウイルスによる肺炎の指定感染症指定に関し「わが国に入国しようとする者が感染症である場合には、入国を拒否する」と述べた。

引用：ヤフーニュース

指定感染症とは

以前の記事でも説明いたしましたが、改めて説明します。

Q　指定感染症とは何か。

A　感染症法は様々な感染症について感染力や危険性に応じて1～5類に分類している。新型肺炎のように未分類の感染症は政令で暫定的に「指定感染症」にすることで対応に法的根拠を持たせることができる。指定は1年以内が原則だが、さらに1年延長もできる。

Q　どんな対応が可能になるのか。

A 1、2類感染症は患者に入院を勧告し、従わなければ強制入院させることができる。就業制限の規定もある。指定感染症もこれに準じた対応が可能になる。未指定のままだと新型肺炎の患者に入院や自宅待機を求める場合も「お願い」にとどまり、強制力がない。

Q　医療費の扱いも変わるのか。

A　保健所の勧告で入院した場合は医療費の公費負担制度がある。通常は医療費の自己負担部分が公費で賄われる。

Q　ほかの感染症はどう指定されているのか。

A　最も危険性が高い1類感染症にはエボラ出血熱やペストなどが指定されている。2類には結核や鳥インフルエンザの一部のほか、新型肺炎と同様、コロナウイルスが原因の重症急性呼吸器症候群（SARS）や中東呼吸器症候群（MERS）が含まれている。

引用：日経電子版

このように、指定感染症に認定されれば色々と強制的な措置を講じることが出来るようになります。

なぜ急に指定感染症認定を前倒しに？

今回の新型コロナウイルスを指定感染症に指定することは1月27日の時点で決定していたのですが、実際に施行されるのは2月7日となっていました。

しかしこの数日で一気に情勢が変わってしまい、世界保健機関（WHO）も慌てて緊急事態宣言をしました。

安部首相もかねてから対応の遅れを批判されていたこともあり、緊急事態宣言に追随して今回の対応をしたと思われます。

指定感染症に指定すれば検査を強制的に受けさせることが出来る？

本日チャーター機での帰国の第3便が到着しました。

3回に分けての帰国なので、実質この第3便が最後となります。

つまり武漢市からチャーター機で帰国した日本人にはまだ適用されないんですよね。

本当に遅すぎるし、意味がないと思います。

もし今後武漢市からの入国者がいる場合、全員に検査を受けさせたり入国を拒否できるのかと思ったのですが、よく見てみると

とあります。

例えば武漢市から入国する人がいるとします。

その人が明らかに感染症であると判明している場合に拒否できるだけで、症状がない人には適用されずに入国拒否が出来ないということでしょうか？

もしそうだとすると、発症していなくても感染することが分かっている今、危険すぎると思います。

ちょっと極端だと指摘されるかもしれませんが、現在の状況を考えると個人的には武漢市からの入国者は全て入国拒否すべきだと思いますけどね。

ネットの声

まとめ

単刀直入に言って、「遅すぎ」の一言です。

他国はチャーター機での帰国者は強制的に2週間隔離させています。強制的にです。

それに対し日本はと言うと、検査を拒否できる上に、症状がなければ自宅に帰れるという状況。

この対応の差はいったい何なんでしょう？

日本の危機管理能力が低いと言われても仕方ないと思います。

もちろん帰国された方々もとても大変だったとは思いますが、それでもこのような状況下なので強制的でも仕方ないと理解してくれるでしょう。

今さら言ってもどうしようもありませんが、これまでの後手後手の対応によって新型コロナウイルスの感染が拡大していない事を祈るしかありません。