平成から新しい元号へ 新元号は「令和(れいわ)」に決定!!

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2019年4月1日11時41分、菅官房長官によって遂に新元号「令和(れいわ)」が発表されました。31年続いた「平成」に代わる新元号「令和(れいわ)」。そもそも元号とはどのような流れで決定され、発表されるのか。今回は新しい元号発表までの経緯などを調べてみました。

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「元号」って誰が決めるの?

 

「元号」は元々は中国・漢の武帝の時代に制定され、その後朝鮮半島から日本へと伝わってきた経緯があります。日本が発祥ではないんですね。しかし現在では、元号を使用しているのはなんと日本のみなんです。発祥の地である中国では使われていません。中国の歴史を日本が守っているという不思議な現象が起こっています。

ちなみに日本には元号法という法律があります。昭和54年に制定され、日本で一番短い法律です。この法律に従い、元号は皇位継承があった場合に新たな元号に変わります。例えば天皇陛下が崩御された場合や、今回のように生前退位し、皇位継承をなさる場合などです。

では、いったい誰が元号を決めるのか?これにはちょっと複雑なプロセスがあります。

 

元号決定までの流れ

 

元号決定までの基本的な流れを簡単に示すと以下のような流れになります。

 

  1. 漢文学や国文学関連の大学教授ら有識者が候補を考案
  2. 内閣官房長官が選定
  3. 閣議で協議
  4. 国民を代表する形で衆参両院議長の意見を聞く
  5. 閣議で決定

 

中国が起源となっているため、「1」にあるような漢文学の有識者たちが必要になってくるんでしょうね。個人的な意見としては、もはや日本独特の文化なので漢文学は気にしなくてもいいような気がします。

先ほどニュースで観たのですが、新しい元号が考え始められたのは「平成」が始まった時だそうです。つまり約31年前から既に考えられていたそうです。驚きですよね、そんなに前からなんて。誰の目にも触れぬように厳重に管理されてきたそうです。

元号発表までの今日の流れが以下となります。

 

09:30~ 内閣官房長官は、各界の有識者の参集を得て、元号に関する懇談会を開催し、新元号の原案につき意見を求め、その結果を内閣総理大臣に報告するものとする。
10:20頃 内閣総理大臣は、新元号の原案について衆議院及び参議院の議長及び副議長に連絡し、意見を伺う。
  全閣僚会議において、新元号の原案について協議する。
  閣議において、改元の政令を決定する。
11:30頃 内閣官房長官会見(新元号の公表)
12:00頃 内閣総理大臣会見(新元号の意義などに関する総理談話)

 

これを見る限りではかなりバタバタです。いくつかの新元号の案があって、どれにするのかを決めるそうです。そして新元号が決まったらすぐに「墨書(ぼくしょ)」で新元号を書くそうです。書く人も時間がないし、綺麗に書かないといけないのでプレッシャーがハンパないでしょうね(;^ω^)

ちなみに新元号が発表される総理官邸に集められた報道陣は、携帯電話などが全て繋がらないようにされているそうです。とても重要な内容なので、万が一の情報漏洩を防ぐためなんでしょう。

 

元号のルール

 

元号を決めるにあたっては、以下のようなルールがあります。これは「元号選定手続きについて」という文書によってしっかりと規定されています。今回は首相官邸ホームページにも掲載されていました。以下のような内容になります。

 

  1. 国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つものであること
  2. 漢字2字であること
  3. 書きやすいこと
  4. 読みやすいこと
  5. これまでに元号又はおくり名として用いられたものでないこと
  6. 俗用されているものでないこと

     

    引用:首相官邸ホームページより

 

以上の条件を満たしていなければなりません。この中で「1」が非常に難しいですね、曖昧過ぎて。。。何をもって「国民の理想」とするのか。そして何をもってそれに「ふさわしい」とするのか。本当に難しいですよね。

 

今回の元号の予想

 

いろいろな混乱を避けるために、明治のM、大正のT、昭和のS、平成のH以外の頭文字、つまりアルファベットの頭文字が、「ア行」「カ行」「ナ行」「ヤ行」「ラ行」「ワ行」のいずれかから始まる新元号が採用される可能性が高いと予想されていました。

新元号は「令和(れいわ)」です。「R」となる訳ですから、たしかにこの推測は当たっていましたね☆彡

 

まとめ

 

今回強く思ったのですが、新元号を決めるために国民投票をして欲しいと思いました。だって、私たちが毎日接するものですよ?それに「元号選定手続きについて」の1番にあるように、「国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つものであること」なんです。これって私たち国民の一人一人が判断すべきことなんじゃないかと思います。

まぁそれはさておき、新元号「令和(れいわ)」はいかがでしょうか? 元号の最初とされる「大化」から数えて248番目となる新元号「令和」。今回は今までで初めて、万葉集を参考にして決めたそうです。

「平成」という元号と約31年間過ごし、青春時代を「平成」と一緒に駆け抜けてきた私としてはしばらくは慣れないと思います。ただ新しい元号となっても、平和な日々が続くことを願うばかりです。

そして天皇陛下と美智子様に対しては、ただただ感謝とお疲れ様の気持ちでいっぱいです。私は今の陛下と美智子様がとても好きです。理由を求められると答えに窮するのですが、あのお二人の雰囲気とでも言うのでしょうか。「神々しい」という言葉を使うのはどうかとは思うのですが、私にとってはまさしくそういう存在です。

最近はご高齢にも関わらず、陛下としての職務をこなす姿を拝見する度に心が痛みました。あのご年齢ではさぞかし大変だったと思います。一般人ならとっくに定年退職しているはずなのに、天皇陛下というだけであれだけのご公務をこなさなければならない。今回は天皇陛下の素晴らしいご決断の結果、生前退位が認められたので本当に良かったのですが、今後考えなければならないと強く思いました。

あと少しで陛下も美智子様も天皇陛下・皇后さまとしてのご公務から解放されます。お二人と一緒に平成の時代を過ごせたことを誇りに思います。退位された後はお二人でのんびりと過ごしていただきたいと思います。

 

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