2019新語・流行語大賞 今年の大賞は「ONE TEAM(ワンチーム)」に決定!!

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その年に話題となった新語・流行語を決定する、年末恒例の「2019 ユーキャン新語・流行語大賞」が2日、ついに発表されました!! 年間大賞に選ばれたのは、日本中を感動の渦に巻き込んだラグビーW杯日本代表のチームスローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」です。そのほか、トップ10も見ていきましょう。

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2019新語・流行語大賞 今年の大賞は 「ONE TEAM(ワンチーム)」に決定!!

 

年間大賞 「ONE TEAM(ワンチーム)」(ラグビー日本代表スローガン)

 

アジアで初開催されたラグビーワールドカップ(W杯)で、日本はアイルランドやスコットランド、サモア、ロシアのいるプールAを見事全勝で1位通過。史上初の決勝トーナメント進出を果たしました。決勝トーナメントでは南アフリカに負けてしまいましたが、8強と大躍進。

そのラグビー日本代表のチームスローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」が見事に今年の大賞に選ばれました。大会期間中、想像をはるかに上回る熱狂ぶりで、日本中が感動と興奮の渦に巻き込まれました。それまでラグビーに興味のなかった人も「にわかファン」として応援し、まさに日本中が「ONE TEAM(ワンチーム)」になりました。今年一年を締めくくるには最高の言葉だと思いますし、実は私、今年の大賞はこの「ONE TEAM(ワンチーム)」だろうと以前の記事で予想していたので本当に嬉しいです(^_^)

 

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選考理由

 

選考理由については、以下のように書かれています。

 

「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」の公式キャッチフレーズで始まったラグビーワールドカップ2019日本大会。日本代表チームは開幕戦のロシアに勝利すると、アイルランド、サモアそしてスコットランドを撃破、予選プール4連勝で日本ラグビー史上初の決勝トーナメント進出を決めた。日本代表の快進撃と1個のボールを取り合う面白さは多くの人々を虜にした。テレビの視聴率はうなぎ上り、日本代表のレプリカジャージは完売し、ラグビーを始める子どもたちも急増したという。その熱狂の源となった日本代表を率いるジェイミー・ジョセフヘッドコーチが掲げたテーマが「ONE TEAM」である。ジョセフはチームに必要な選手たちを国籍問わず招集し、31人の代表選手を選んだ。どんな強豪チームでも選手たちの思い、心が一つにならなければチームとして機能しない。7カ国15人の海外出身選手を含む31人はリーチマイケル主将を中心に桜の戦士ONE TEAMとして結束し、快進撃を続けた。ONE TEAMは、世界に広がりつつある排外的な空気に対する明確なカウンターメッセージであるとともに、近い将来、移民を受け入れざるを得ない日本の在り方を示唆するものとなった。それは安倍総理にもしっかりと伝わったと信じたい。

引用:自由国民社公式サイトより

 

毎年新語・流行語大賞の選出方法には疑問を感じますが、今回はなんの疑問もなく素晴らしい選考だったと思います。令和元年となった今年、これほど力強く心に響くフレーズは「ONE TEAM(ワンチーム)」をおいて他にはないと思います。ラグビー日本代表のみなさん、おめでとうございます。そして改めてたくさんの感動ありがとうございました。

 

TOP10に選ばれた言葉

 

残念ながら対象を逃しましたが、TOP10に選ばれた言葉は以下になります。

 

計画運休(国土交通省)

軽減税率(有限会社 アキダイ 代表取締役社長 秋葉 弘道 さん)

スマイリングシンデレラ/しぶこ(女子プロゴルファー 渋野 日向子 さん)

タピる(「たぴりすと。」の華恋さんと奈緒さん)

#KuToo(石川 優実さん)

◯◯ペイ(PayPay株式会社)

免許返納(免許返納された全ての人)

闇営業(FRIDAY編集部)

令和(「坂本八幡宮 宮司」の御田 良知さん)

 

改めて見てみても、どれも大賞としてはパッとしないなぁ~というイメージです。何よりマイナスイメージの言葉は嫌ですね。

 

選考委員特別賞 「後悔などあろうはずがありません」(イチローさん)

 

本年3月21日午後11時56分から始まった引退会見は、夜中でありながら、多くの記者を集め、83分間にわたって行われた。記者からの質問にイチローらしく、自分の言葉で丁寧に答える姿は、野球界だけではなく、国民に多くの感動を与えた。
日本で9年、アメリカで19年目に突入したところでの引退宣言であった。特に、「後悔はあるか」と聞かれた時の、「今日の球場でのあの出来事・・・あんなものを見せられたら後悔などあろうはずがありません。」という答えは印象的だった。
選考委員は、日本語として研ぎ澄まされた話の上手な人が、あえて文語めいた言葉で返したこの表現に対し、特別賞を授与することを決めた。

引用:自由国民社公式サイトより

 

今年現役を引退したイチローこと鈴木一朗さんのこの言葉が選考委員特別賞に選ばれました。日本が世界に誇るスーパースターであり、数々の素晴らしい記録を残してきた鈴木一朗さん。記録だけ見てもとんでもない数字を残してきましたが、何よりも人を惹きつけたのは野球に対する姿勢でしょう。どんなに素晴らしい記録を残してもさらなる高みを目指し、ストイックに練習を続ける姿に多くの人が勉強させられたと思います。歳を経るにつれて身体が衰えるのは仕方のない事です。しかしイチロー選手は40代になっても若いメジャーリーガーたちの中で戦ってきました。信じられますか?世界中のトップ中のトップが集まるメジャーリーグの20代や30代の選手と互角に渡り合ってきたんです。そのための努力がどれだけのものだったのか、想像すら出来ません。

私の中では一流の選手の上に「超一流の選手」という存在があります。一流の選手と超一流の選手の違いは、「ケガをするかしないか」です。超一流の選手は「ケガをしない」。これに尽きると思っています。その点において、イチロー選手の右に出る日本人野球選手はいないと思っています。もちろんケガをしないということは運もあるとは思います。しかし、試合に臨むためのウォーミングアップやストレッチ、試合が終わった後のストレッチなど、イチロー選手は他のどの選手よりも時間をかけていたと聞きます。可能な限りケガを回避できるような努力。それを何十年も続けてきたんです。こういう努力の継続が出来たからこそケガをせずにいられたのでしょう。だからこそ私の中でイチロー選手は超一流なんです。

イチロー選手はインタビューなどで独特な言い回しをするために、「生意気だ」などと否定的に受け止められる事もありましたが、それこそあれだけのものを見せられて誰がイチロー選手に文句を言えるのでしょうか?野手が活躍するのはとても難しいと言われているメジャーリーグでヒットを量産し、たくさんの盗塁を成功させ、守備でも観客を魅了する。「日本人でもこんな凄い奴がいるんだ」と、世界中が驚いたはずです。イチロー選手がいる時代に生まれることが出来て本当に私は幸せだと思います。

そして引退会見でのこの言葉、「後悔などあろうはずがありません」。会見の様子を生で観ていましたが、本当に清々しい表情でした。「まだやれる」「日本のプロ野球でプレーして欲しい」という声がたくさんありました。実際、日本のプロ野球であれば問題なく活躍できたと思います。しかしイチロー選手は引退の道を選びました。会見の中で、「野球が楽しかったのは1994年までで、それからは周囲に力以上の評価をされて苦しかった」という内容の事を仰っていました。しかし現役時代、そんな事は微塵も感じさせずに記録を塗り替え続け、己の記録と戦い、知らないうちに周囲からかけられる過度なプレッシャーに応えるために頑張ってきたんだと思うと、思わず涙が出てしまいました。

プロ野球は引退しましたが鈴木一朗さんは野球が大好きで、引退してからは「KOBE CHIBEN」という草野球チームを結成しています。そしてつい先日の12月1日、ほっともっとフィールド神戸でイチロー氏がファンという智弁和歌山の教職員チームを対戦相手に迎え試合をしました。現役時代に慣れ親しんだ背番号51ではなく1番を背負い「9番・投手」で先発出場。投げては9回を6安打16奪三振、131球で完投し、バッティングでは4打数3安打1四球で猛打賞を記録。きっと何十年かぶりに心から野球を楽しめたんじゃないでしょうか?これからはもっともっと大好きな野球を楽しんで欲しいですね。本当にお疲れ様でした(^_^)

 

まとめ

 

今年も新語・流行語大賞の発表が終わりました。いよいよ今年も終わりかという実感が湧いてきます。こういう機会に1つずつ言葉を振り返って、今年がどんな年だったのかを思い起こすのもいいでしょう。そして新年に向けて残りの日々を頑張っていきましょう。

 

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