新語・流行語大賞 2018年 ノミネート語の意味③

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今年も発表になった「新語・流行語大賞」のノミネート語。2018年も色々な分野から選ばれた30語がノミネートされました。しかし中には全然意味が分からないワードもありました。全開は個人的に分からなかったワードについていくつかまとめてみました。今回は第三弾です。

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新語・流行語大賞 2018年 ノミネート語の意味③

 

ご飯論法

 

ご飯論法??って思いませんでしたか?私は最初聞いた時、全くなんのことか想像すらつきませんでした。ご飯論法とは、法政大学の上西充子教授がTwitterに投稿して話題になった言葉です。では何を意味する言葉なのか。上西先生がしっかりと定義を書いておられたので、そのままお伝えします。

 

「#ご飯論法」:意図的な「論点ずらし」や「はぐらかし」などの不誠実な国会答弁の手法。加藤厚生労働大臣の答弁を、上西が「ごはん」→「ご飯」の論点ずらしにたとえてツイートし、ヤフーの記事で広めたところ、紙屋高雪氏が「ご飯論法」の言葉と共に紹介。上西が「#」をつけて拡散した。

引用:ヤフーニュース

 

ちょっとこれだけだと「「ごはん」→「ご飯」の論点ずらしにたとえて」の部分がまぎらわしいので、以下の上西先生のTwitterを見るとよく分かります。

 

 

これを見て、加藤大臣がこんな答弁をしている姿をテレビで観たのを思い出しました。国会ではこういうやり取りが本当に多いと思います。大臣ともあろう御方であれば、もちろん頭脳も明晰なはず。それなのにこんな幼稚なレベルの言葉遊びのようなことを堂々と国会で述べているのですから、なんとも日本国民として恥ずかしい限りです。なんでこんな人が大臣という要職に就いているんだろうと情けなく思います。こんなレベルで大臣になれるのであれば、高校の生徒会長の方がよっぽどマシなんじゃないかとすら思います。

国会でのやり取りはテレビでも放映されます。つまり国民の前で堂々とこんなことを言っているんです。議員としての矜持はないのか?と言いたくなります。加藤大臣に限らず国会の議員先生たちの多くは、自分が都合が悪くなると急にこういった訳の分からないことを言い出して時間稼ぎのような姑息な真似をします。そしてある日突然入院とかしますよね。完全にはぐらかしとしか思えません。それなのにいざ敵を見つけると、舌鋒鋭く口撃し始める。お前がよくそんな偉そうに言えるなって思いながらその光景を観ています。

しかしなぜこういったバカバカしい答弁が成り立つんでしょう?国会を開催するのだって多額の税金が費やされています。裁判所であんな発言をしたら裁判長にすぐに諭されるでしょう。こんな人たちに税金から多額の給与が支払われ、年金まで与えられるなんておかしいとしか思えません。その上消費税アップ。その前にもっとやることあるだろって思います。

あくまで私個人の持論ですが、国会議員は無給でいいと思います。とても大変な仕事だというのは重々承知していますが、無給でも国のためにやりたいという人の方が国のためになるはず。高須クリニックの高須先生のような人にやって欲しいです。お金は十分持っているのでお金に目がくらむことはないでしょう。普段の発言や言動を見ていても芯がしっかり通っていて信頼できます。困った人に自らの私財を投じて助けたりもしています。なかなかこんな立派なことはできないです。

国会では日々議員先生のお金や不用意な発言、不倫の問題など、国の行く末にとってどうでもいいことばかりが議論されています。本来国会とは、日本という国を良くするべく議論すべき場所なのに、与野党でお互い相手のあら探しばかりしている姿には辟易とします。戦争で国のために命を捧げた人たちが今のこの状況を見たらきっと嘆くでしょうね。

今年の流行語大賞は反省の意味を込めてこの言葉を選んで欲しいですね。まぁ忖度してきっと選ばれないでしょうけど。

 

ジタハラ(時短ハラスメント)

 

最近はなんでもかんでもハラスメントで大変です。もはや「ハラスメント」がノミネートされた方がいいと思うんですけどね。。。さて、このジタハラ(時短ハラスメント)ですが、なぜ生まれたのでしょうか?

背景には政府が進める「働き方改革」があります。近年、電通で起きた長時間労働などが原因による高橋まつりさんの自殺事件などによって、長時間労働が社会問題として認識されてきました。その為、政府も重い腰を上げて「働き方改革実現推進室」を設置し、長時間労働の改善や非正規と正社員の格差是正に取り組むようになりました。

国がこうやって行動を起こせば企業も従わざるを得ません。電通に勤めている友人に聞いたところ、定時を過ぎたら社内に残れないようになったと言っていました。社内で厳しく定時を守るように言われたそうです。それなら一件落着じゃないかと思いますよね?ところがそうはならないんです。なぜなら、帰りの時間は早くなっても仕事の量は減らないからです。今まで残業してなんとか終わらせていた仕事なのに、時短になったら終わる訳ありません。

それなのに上司からは早く帰れと言われる。上司もまた、その上の上司から部下を早く帰らせるように言われる。早く帰るのはいいけど、では仕事をどうやって時間内に終わらせるのかといった工夫や提案は一切なし。そんな命令の伝達リレーで、結局一番大変なのは一番下の社員たちです。

では社員の人たちはどうするのか?みんな定時には会社を出て、その後喫茶店などで仕事をやっているそうです。つまり仕事をする場所が定時を境に変わるだけなんです。根本的な改善は全くされてないんですよね、結局。むしろ悪くなっています。

今までなら残業すれば残業代が支給されていました。しかし今は残業ではないので残業代は出ずにタダ働きです。それに加え、喫茶店などの費用の負担があります。ひどい会社ではこの働き方改革を逆手にとって、堂々と残業代を支給せずにタダ働きをさせる口実としている会社もあるようです。

ジタハラとは、このように労働時間を無理やり短くすることを言います。仕事をいかに時間内に終わらせるかをまず考えるべきなのに、それもせずにただ早く帰れと言うだけ。無能な上司の下で働く社員は本当に大変だと思います。

 

ボーっと生きてんじゃねえよ!

 

こんなワードもノミネートされるんですね。私は全く知りませんでした。このワードはNHK総合テレビで放送されているクイズバラエティ番組の「チコちゃんに叱られる!」(チコちゃんにしかられる)の中のキャラクターの決め台詞だそうです。

 

「好奇心旺盛でなんでも知っている5歳」という設定の着ぐるみの少女・チコちゃんが、岡村隆史(ナインティナイン)をはじめとする大人の解答者たちに、素朴かつ当たり前過ぎてかえって答えられないような疑問を投げ掛け、回答者が答えに詰まると、チコちゃんの顔がCGによって突然真っ赤になり巨大化し、「ボーっと生きてんじゃねえよ!」の決めぜりふと共に叱られてしまい、その後専門家に取材をしたVTRを流して答えを掘り下げるという構成で進められる番組。2017年3月以降の3回の単発放送を経て、2018年4月13日からレギュラー放送が開始された。放送時間は、本放送が毎週金曜19:57 – 20:42で、再放送が土曜(本放送の翌日)8:15 – 9:00だが、本放送時間帯は各地域放送局で独自番組が放送される場合があるため、土曜日の放送が本放送になる地域もある。タイトルロゴに描かれた「Don’t sleep through life!」は「ボーッと生きてんじゃねえよ!」の意訳。岡村にとっては、これがはじめてのNHKでのレギュラー番組である。

引用:Wikipedia

 

最近のNHKはちょっと変わりましたね。同じくノミネートされた「筋肉は裏切らない」もそうですが、民放がやるようなバラエティーの要素を積極的に取り入れつつあると思います。その意図は分かりませんが、時代と共に変化しつつあるということでしょうか。

 

まとめ

 

「新語・流行語大賞 2018年 ノミネート語の意味」は今回の第三弾で終了です。ノミネートされた言葉を見てもさっぱり分からないなんてちょっと寂しいですよね。色々と疑問がある部分もありますが、1年を振り返るにはちょうど良いきっかけなのかもしれません。あとは大賞が発表される12月3日を待ちましょう(^_^)

 

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