知覚過敏 の痛みとの戦い!会社辞めたら治りました ~ストレスによる歯ぎしりが原因~

話題

知覚過敏 とは、冷たい飲食物を食べた時や甘い飲食物を食べた時、歯に風にあたった時や歯ブラシの毛先があたった時に、「歯にシミるような痛み」感じる症状のことです。軽度であれば時間経過と共に痛みが自然と消えていきます。

ただし、症状が出てから放置すると次第に悪化していき、自然に痛みが消えることは難しくなります

私は 知覚過敏 の最初の痛みを感じてから、1年ほど放置してしまいました。
その結果、重症。。。神経を抜くかどうかの瀬戸際までいきました。

ある日突然、「キーーーーーーン!」と味わったことない激痛を感じたのが症状の始まりでした。
無知な私はこの痛みを「虫歯によるもの」と勘違いしてしまいました。
「痛い=虫歯」と完全に思い込み

歯医者さんへ行こう!と一瞬頭をよぎったけど、歯医者さんが怖くてネガティブ思考に陥っていったのです。
「こんなに痛いなら治療はもっと痛いはず!!」
「歯医者さんで痛い目にあうなら、このまま痛みを我慢した方がマシ!!」

結果たどり着いた結論が、

とりあえずこれからは歯磨きをしっかりして、虫歯の進行を止めよう!!

というものでした。虫歯じゃないのに。。。そうとは知らず、徐々にひどくなっていく痛みを我慢する日々。

発症から1年ほど経ってさすがに我慢できなくなり、ようやく歯医者さんへ行きました。
結果、虫歯は一本も無く、「知覚過敏」という診断でした!!

虫歯と思い込んで1年間耐えてきた痛みが 知覚過敏 だと知った瞬間です。

無知って恐ろしい。。。

今となっては、嫌なことを先延ばしにしてしまったことに後悔です。痛くなった時に歯医者さんへ行ってたら、どれだけ楽だったことか。後悔先に立たずとはまさにこのこと。先人は上手いこと言ったものです。

みなさんは歯の痛みを感じたら、私みたいにならないでくださいね☆

今回は、 知覚過敏を放置して痛い目にあった体験談、治療後の経過と改善について書いていきます。

 

知覚過敏 の痛みとの戦い! 会社辞めたら治りました ~ストレスによる歯ぎしりが原因~

 

知覚過敏の発症

 
甘いものを食べていた時に、右上の歯に「キーーーーーーン!!」と激痛を感じたのが症状の始まりでした。
今まで何ともなかったのに、いきなり痛みが走ったのです。しばらく痛みは治まらず・・・、その時食べていた甘いもの(多分、ケーキ)は完食できずでした。

真っ先に「あっ、虫歯だ」と思いました。
その右上の歯で食べ物を噛むと痛みが走るため「虫歯」と自己診断

当時の私は「知覚過敏かも?!」と疑う余地がなかったのです。知覚過敏という言葉はCMなどで聞いていましたが、実際にどのような痛みかなんて知りもしませんでした。なので、

歯の痛み=虫歯

となってしまったのです。元々歯医者さんは苦手でした。子供のころに歯医者さんに行った時、いきなり抜歯をしてとても痛かった記憶があるからです。歯医者さんは痛いものというイメージしかありません。そのため、虫歯の治療のために歯医者さんに行くのが怖くて、日々歯の激痛と闘う悲劇の始まりでした。

 

痛みに耐える日々

歯に痛みを感じてから歯医者さんへ行くまでの約1年間は、ひたすら痛みに耐え続けました

食べ物や飲み物によっては、右上の歯にシミて痛いために逆側の左で噛んでいました。歯ブラシの毛先はかなり優しくあてたりと対策してきました。

しかし、現状維持どころか痛みの進行をヒシヒシと感じていました。虫歯はどの程度進行しているんだろうかとかなり不安にもなっていました。

歯磨きよりツラかったのはフロス使用時です。
歯並びが絶望的に悪い私は、フロスを使用しないとすぐに虫歯になる体質なのです。
「これ以上虫歯を進行させてはいけない」と、痛みに耐えながら虫歯予防のためフロスを使用する毎日。

そんな苦労もむなしく、1年経過したころには痛みを感じる頻度と時間が明らかに増えており、痛みが1日中治まらない日も。。。

この時やっと、「観念して歯医者さんへ行くしかないか・・・」という気持ちが芽生えてきました。痛みからして、どれくらい虫歯がひどくなっているのか心配にすらなっていました。

ネット検索で会社近くの歯医者さんを探していると、気になるワードの歯医者さんを発見。

削らない虫歯治療」、「痛くない治療

「これぞ求めていた治療だっ!!」と喜びもつかの間。予約状況を確認すると、1ヶ月待ち状態
さすがに1ヶ月は待ちすぎだろうと思い、他も探してみました。しかし虫歯治療に良さそうな歯医者さんは見当たらず。。。

結局あと1ヶ月はなんとか我慢することにして、「削らず痛みもなく虫歯治療できる歯医者さん」に予約を入れることに。

1ヶ月待ちの大人気の歯医者さんに期待。

ところが意を決して予約したのに、1ヵ月もあると子供のころの恐怖心が日々襲ってきます。そのたびに「キャンセルしようかな~」と考えたり、弱気でヘタレな私。それでも日々痛みはひどくなってきていたので、なんとか痛みに耐えながら過ごすこと1ヶ月。

 

歯医者さんで治療

待ちに待った日がやってきました。この日を待っていたんですが、その一方で来てほしくなかったような不思議な気持ちで歯医者さんに向かいました。

受付を済ませ、問診票に「右上の歯に急に触らないでください」と書き込む。
この頃には歯ブラシも恐怖の1つで、毛先が触れるだけで激痛・・・。

いよいよ診察。歯医者さんに詳細な症状を説明。

するとあっさり、

それ、 知覚過敏ですね

との診断。

「えっ、虫歯じゃないの??」と思った私は

「こんなに痛いし虫歯だと思います。どこかに虫歯ありませんか?」

と聞き返すも

虫歯は1本も無いですね~、毎日フロスを頑張っているようですね」と褒められる。

「虫歯治療に評判のいい歯医者さんだから1ヶ月も待ったのに~」と思いながら、
虫歯だと1年間も思い込んでたことに大・大・大ショック

知覚過敏の歯は既に重症で、自然に治る見込みは厳しいと診断・・・。
最悪は神経を抜くことを覚悟した方がいいだろうと説明を受ける。
とりあえず経過をみて、改善がないなら神経抜くことを視野に入れた方がよいと。
説明によると、神経を抜くデメリットは

「歯がもろくなり、歯の寿命を縮めること」

だそうです。さて、知覚過敏 だということは分かりました。ではなぜ 知覚過敏 になったのでしょうか。歯医者さんによると、

■知覚過敏の原因(私の場合)
睡眠中の歯ぎしり
歯の上下を接触させてギシギシと噛む癖

だそうです。少し説明します。

①「睡眠中の歯ぎしり

私は睡眠中に上下の歯でガクッッと互いの歯を噛んでしまい、ビックリして目が覚めることがあるのです。自覚はありましたが、知覚過敏の原因になるとは思いもしませんでした。
 
②「歯の上下を接触してギシギシと噛む癖
 
気付いたら癖になっていて、仕事中に噛むと落ち着くのですよね。口の中でガムを噛んでいる感じです。

今考えると、歯ぎしりやギシギシと噛むことは、仕事によるストレスらきていました。

歯に強い負荷がかかり、エナメル質同士が擦れ合うことで削られてしまい、知覚過敏の原因を作っていました。

特に仕事中に噛む癖は、やり出すと止まりませんでした。イライラした自分を落ち着かせるための行為だったのに、まさか 知覚過敏の原因を作っていたなんて!!そして今後は歯が痛くなってイライラ。。。皮肉なものです。

 

■治療内容と対策
 
①「睡眠中の歯ぎしり
 
マウスピースを装着して寝ることで、歯の擦れ合いを防止し負荷を減らすことに。
型取りして1週間ほどでできあがり。約5,000円
先生によると、人によってはマウスピースを付けて数ヶ月間寝るだけで改善するとのこと。
 
②「歯の上下を接触してギシギシと噛む癖
 
ストレスを感じたらなるべくリラックスし、深呼吸を心がける。
寝る前の5分間に瞑想し、何も考えない時間を作るとアドバイスを受けました。
「ストレスに強くなるマインドフルネス」という雑誌記事をコピーしていただきました。
このマインドフルネス呼吸法はストレス緩和に効果的で、アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏も実践していたようです。

マインドフルネス呼吸法のポイント 
    ・椅子に座り、姿勢を軽く伸ばし基本姿勢をとる
 ・重力や自分の身体の感覚に意識を向ける
 ・自然な呼吸をしながら、呼吸に意識を向ける(雑念が浮かんだら、意識を呼吸に戻す)
 ・毎日5分実施する
 ※ストレスの根本は、意識が「現在」にない状態が慢性化して、イライラなどを
      引き起こしている。呼吸法により過去や未来にある意識を「現在」に向けていくもの。

歯医者さんがセラピストに見えましたよ。

 

■初日の治療
露出した象牙質の内部の空隙にを塗って、歯の神経への刺激の伝達が遮断させました。
薬を塗るだけで痛みが嘘みたいに軽減。
こんなに楽になるの?!もっと早く歯医者さんへ行けばよかった~」と後悔。

他には、歯のクリーニングも受けました。

知覚過敏は風があたると痛みを感じるので、歯科助手の方へ風をあてないでクリーニングしてほしいと無茶なお願いをしました。腕のいい方だったので、風を避けて痛みなくクリーニングが完了。

 

治療の経過

歯医者さんの治療を受けて、実施してきた 知覚過敏の対策

マウスピースを装着して寝る
・冷たい飲み物は避ける
・どうしても冷たい物を飲む時はストロー使用
・酸っぱい飲食物を取ったらすぐ歯磨き(歯磨きできない時はうがいだけ)
・通常の飲み物はなるべく麦茶
・1日1回の瞑想(マインドフルネス呼吸法)
フッ素入りの歯磨き粉を使用
・冷たい水でのうがいを避ける

エナメル質を溶かすビールやワインも避けるべき飲み物ですが、これは我慢できませんでした。禁酒するとストレスが増えそうで・・・。

個包装されたストローを常に携帯し、水など飲みもの全般に使用。
ストローで飲んでいる姿が上品な人に見えていたそうです(笑)ラッキー♪

ビールもストローで飲んでみましたが、美味しさが半減。
今ではストローはアルコール以外で使うようにしています。

初回治療から1年経過しても、改善の兆し見えず・・・

対策をとっても生活習慣が変わらないことには知覚過敏は改善されません。
私の場合は、仕事のストレスを取り除かない限り続くのです。

初回治療から1年8ヶ月経過すると、知覚過敏の範囲が拡大

逆側と下の歯にも痛みを感じるように・・・。絶望的_| ̄|○

このまま神経を抜くのかなぁ~。毎日しっかりと言われたとおりにやってきたのに、良くなるどころか悪くなる始末。不安ばかりが募ってきました。

 

大決断:「会社を辞める」

知覚過敏がどんどんひどくなっていく中、ストレスが溜まりすぎて退職を決断!!

生活のことを考えると辞めるのは不安でした。しかしそれ以上に会社でのストレスがひどかったのです。これまでも何度か退職を考えたことはありましたが、そのたびに思いとどまってきました。ただ今回は違いました。もう限界だったのです。

思い立ったが吉日。決断したその場で会社に連絡し、退職の意向を伝えました。こうして私の約20年にわたる会社員生活が終わったのです。失業手当をもらいながらゆっくりしようと思っていたので、退職後はのんびりとした生活に(^_^)

すると退職から1ヶ月後に知覚過敏に変化が!!

なんと激痛が消えたのです!

知覚過敏 の対策が効果なかったのに、会社を辞めたことで改善するなんて!!

本当に驚きでした。

2ヵ月経過すると、フロスを使用しても痛みはほぼ感じません
「睡眠中の歯ぎしり」で夜中に目覚めることは減り、
「歯の上下を接触してギシギシと噛む癖」は自然に治すことができたのです。

私の一番の治療法は、ストレスからの解放だったのです。
それが会社を辞めること。一大決心でしたが、今は辞めて後悔もないしスッキリしています。

 

感想

知覚過敏は色々な要因から発症しますが、日常のストレスが大きく影響しているということを身をもって体験しました。
無気力やイライラなどが根本的な原因になって、 知覚過敏の痛みを増加させています。
私の場合は会社を辞めてストレスから解放されたことで、自然と知覚過敏が改善しました。
生活習慣を変える大切さを改めて感じます。

ストレスが歯の健康に与える影響は大きいので、なるべく「いま」を意識してストレスに強くなっていきたいものですね。

知覚過敏の治療を受けても改善されない場合、原因は自分の中にあるかもしれません。
自分の生活習慣やストレスを知り、対策を取っていくことをオススメします。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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