ハズキルーペのCM製作 発想も費用も凄いんです!!

ハズキルーペのCM製作 発想も費用も凄いんです!!

今話題のハズキルーペですが、何が凄いってCMが凄いんです。大手広告代理店の人間と飲んだ時にもこのCMが話題になったのですが、広告代理店のメンツが丸潰れだと言っていました。ハズキルーペのCMの何が凄いのか、調べてみました。

 

「CMで話題の「ハズキルーペ」 いったいハズキルーペって何?」の記事はこちら

 

ハズキルーペのCM製作
発想も費用も凄いんです!!

 

 

実際のCM

 

まずはハズキルーペのホームページにも埋め込まれていますが、自慢のCMを3本観てみましょう。

 

 

 

 

この3本はおそらくほとんどの方が観たことがあると思います。それもそのはず。CMが流れる時間帯が絶妙な上に、とにかく回数が多い。Hazuki Companyのホームページ上にはこのYouTubeが埋め込まれていますが、それとは別に

ハズキルーペCM放送予定表

というものが掲載されています。月ごとになっていて、ハズキルーペのCMがどの番組の時に放送されるか一目で分かります。ここまでCMについて自社のサイトに表示しているのも珍しいと思います。観たいCMがあってもなかなか出会えないことがあります。こうやって一覧で表示してくれるのは面白い発想だと思います。

私は渡辺謙さんのCMが一番インパクトが強く、そのCMで「ハズキルーペ」という名前を覚えました。そして今話題となっているのが、SoftbankとのコラボレーションCMです。

 

 

CMが出来るまでの裏側

 

私がハズキルーペを覚えたきっかけとなったのが、渡辺謙さんと菊川怜さんの出ているCMです。このCMはハズキルーペを全く知らない人間でもなぜか気になるCMです。特にCGがあるとかオシャレとか言うのではなく、むしろ全く真逆なシンプル過ぎるCM。渡辺謙さんがキレてるシーンから始まり、菊川怜さんのちょっとズレた感じの可愛さアピール。これが絶妙にハマり、ハズキルーペというワードを覚えました。

このCM、電通か博報堂が手掛けていると思ったのですが、なんと総監督やキャスティング、チーフスタイリスト、シナリオライターも全てHazuki Company会長の松村謙三(まつむら・けんぞう)さんなんです。

そもそもこのCMのテーマである「怒り」を最初に提案したのは渡辺謙さんだそうです。何日間かかけて「怒り」をコンセプトにした企画を考え、その内容を箇条書きにして松村さんに送ってきたそうです。CMに出るだけなのにここまでやるなんて凄いと松村さんは感じたそうです。

松村さんは広告会社のクリエイターにその内容を伝えた上で、「怒り」をテーマにCMを考えてほしいと依頼したそうです。ところがクリエイターが出してきた企画案には「怒り」がテーマのものが1つもなかったそうです。スポンサーである松村さんの指示を全く無視して、広告代理店が勝手にオシャレなイメージの企画案を出す。広告代理店あるあるです。広告のことはうちらが一番よく知ってるんだから任せなさいという風潮。

これに松村さんはイラっとしたみたいです。自分でやった方がいいと思ったらしく、自分で全てやることにしてその結果があのCMの大成功に繋がります。

 

CMに隠された背景

 

ハズキルーペのCMですが、初代は70代の石坂浩二さんが出演。第二弾では60代の舘ひろしさん。第三弾では50代の渡辺謙さん。一番新しいCMでは40代の小泉孝太郎さんが出演しています。実はこれ計算された設定で、徐々に出演者の年代を下げているそうです。

出演するタレントの年齢によって購買層が変わってきます。まずは高齢の方をターゲットにしてCMを作り、そこからどんどん若年層に拡げていく。見事な戦略だと思います。

 

広告制作費

 

このCM、たしかにインパクトは凄いのですが、正直そこまでお金がかかっているようには思いませんでした。特別な装置や機材を使っているわけでもなさそうですし、海外ロケをしているわけでもない。CGなど使っている様子もありません。ところが、出演者に対するギャラを聞いて驚きました。

松村さんが明かしたところによると、渡辺謙さんのギャラが2億円で菊川さんが7500万円、館ひろしさんが8000万円、武井さんが7800万とかなり高いギャラを払っていました。これだけでも凄いのですが、スポンサー契約や広告枠など、広告宣伝に費やした金額は100億円とも言われています。それだけ費やしても利益を出せるんですから、凄いとしか言いようがありません。凡人にはその採算など全く分かりませんね(笑)

 

まとめ

 

CMと言うとオシャレなCMやカッコいいCM、ストーリー性があるCMが好かれる傾向がありました。最近では携帯電話のCMが人気でした。auの三太郎シリーズやSoftbankの白戸家シリーズは、かなり高感度も高く大好評でした。

ところがこういった流れを全く無視して大成功したのがハズキルーペのCMです。ハズキルーペのCMは簡単です。分かりにくい演出などは一切カットし、ストレートな言葉でとにかく商品のPRをするという、インパクトを重視した内容になっています。

そして何より渡辺謙さんという俳優の力が凄い。俳優の力と言うのは数値化することができないので曖昧なのですが、人を惹きつける演技というのはこういうことを言うのではないでしょうか?出だしのキレてるシーンだけで思わず見てしまった人も多いのでは?

ハズキルーペのCMで広告代理店の人はひっくり返るほど驚いたそうです。こんなCMでこんなにヒットするなんて想像もできなかったと言っていました。同時にこういう発想は俺たちにはないとも言っていました。広告代理店はCMを作るのが仕事です。本来良いCMと言うのは、商品が売れるCMです。しかしいつしかそういうマインドが薄れ、カッコいいCM、面白いCMを作ろうという空気が流れていたのだと思います。

テレビから流れてくるCMはたしかにオシャレでカッコいいもの、ストーリー性があって面白いものばかりですが、視聴者はそういったCMに辟易としている部分があると思います。そんな時だからこそ、シンプルな演技力とシンプルなワードだけのハズキルーペのCMが大ヒットしたのではないかと思います。

ちなみに2019年春には、新たにビッグネームを起用したCMが放送されるようです。いったい誰が出演し、どんな内容になるのかついつい楽しみにしてしまいますね。

 

「CMで話題の「ハズキルーペ」 いったいハズキルーペって何?」の記事はこちら

 

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