B’zの4枚目のシングルとなる「BE THERE」。B’zとしては初となるアルバムと同時発売ではない単独シングルです。また、前作で初のオリコンチャートインしましたが、今回は初めてオリコン初登場10位以内にランクイン(初登場第7位)した記念すべき作品です。また、ここからタイトル曲を「1st beat」、カップリング曲を「2nd beat」と表記するようになります。
B’z 歌詞 4thシングル タイトル曲 「BE THERE」
発売日
1990年5月25日 8cmCD
2003年3月26日(再発版) 12cmCD
カップリング
星降る夜に騒ごう [4:42]
歌詞
BE THERE [4:25]
作詞:稲葉浩志
歌詞は日本音楽著作権協会(JASRAC) の関係上、直接掲載することが出来ません。日本音楽著作権協会(JASRAC) から許可をされているアメーバブログの方に掲載しています。コチラを参考にしてください♪
まとめ
「BE THERE」はここまでの3枚のシングルとは異なり、初めてオリジナルアルバムには収録されていない曲になりました。理由は単純で、アルバム「BREAK THROUGH」に合わせて制作されていたところ、締切に間に合わなくなってアルバム「BREAK THROUGH」に収録できなかったというオチ。急遽予定を変更し、少し期間をおいてシングルとして発売されたという経緯があります。こんな理由だったんだと思わず笑ってしまいました(^_^)
「BE THERE」はその後もアルバムに収録されることのないままでした。1998年5月20日にベストアルバム「B’z The Best “Pleasure”」が発売された時に初めてアルバムに収録されました。それまで約8年間アルバム未収録のままだった名曲です。B’zのシングルタイトル曲の中では、最もアルバムに収録されなかった期間が長い曲だそうです。
そしてなんと、あの「ミュージックステーション」に初出演した際に披露した記念すべき楽曲でもあるんですねぇ~。また、テレビ朝日系「水曜スーパーキャスト」のエンディングテーマでもありました。
さて、この歌詞ですが、タイトルを和訳すれば「そこにいろ」って感じです。すっごいシンプルな命令形(笑) 時代の変化に振り回され戸惑っている主人公にとって、愛する人だけは何も変わらずそこにいて欲しいという感じでしょうか。稲葉さんがどういう視点で書いたのか分かりませんが、日々の生活の中で疲れ切った時や迷った時など、いつもの場所に行けば自分の大好きな人がいつもと変わらない笑顔で迎えてくれる。その笑顔に触れれば、時代の流れを気にして葛藤する自分や世の中が全てがくだらないって思える。それほどその人の存在は大きく愛おしい。その人がたとえ何も変わらなくても、自分にとってはいつまでも変わらぬ大切な人。
きっと稲葉さんもこの当時、B’zとしての認知度もかなり上がり、忙しくなってきていた頃です。自分たちがやりたい音楽と流行りの音楽、自分たちが見ている方向性と会社や時代の方向性、そういった様々な場面で葛藤などがあったのかもしれません。そんな時、自分は正しいのか、それとも間違った方向に進んでいるのか不安になることもあったでしょう。時代の流れの中で、自分も変わらないといけない。そう思うと居ても立っても居られない。でもその時代の流れが正しいのか間違っているのかすら分からない。不安だらけですよね。
でもそんな時、大好きな人に会ってその変わらぬ笑顔を見たら、そんな悩みがどうでもいいことのように感じられるほど安心できる。時代や自分が変わったとしても、大好きな人だけは変わらずそのままでいて欲しい。世界は時代とともに移り変わるけど、自分にとって大好きな人は何も変わらずそのままでいて欲しいという願いとともに、自分の中では大好きな人を中心に世界が回っているんだということを暗示しているような気もします。それほど自分にとって大切な人だということでしょう。稲葉さんにそこまで思わせた女性ってどれくらいいるんでしょうね(^_^)
YouTube
歌詞を踏まえた上でB’zのオフィシャルYouTubeで少しだけ「BE THERE」を聴いてみましょう♪
コメント