前回は空港でのビザの取得方法について書きました。
カンボジアへ無事に入国できたら、いよいよ カンボジア旅行 がスタート!!
まずは、荷物を置かないとどこにも行けないですよね(‘ω’)
1泊で行く人は少ないと思います。
そうなると、まぁスーツケース1つ位は持って行くでしょう。
だけどそんなの持って観光なんて、ナンセンス!!
そういう訳で、まずは「空港からホテルへ直行!」、「まずはホテルへチェックイン!」という方も多いと思います。
その際、ホテルやツアーの送迎がなければ、個人で交通機関を利用することになります。
だけど知らない国で、特に女性だけでの海外の乗り物って、不安になりませんか?
割り増し請求されたり・・・
目的地以外へ連れていかれたり・・・(怖)
日本に住んでるとついつい平和ボケしてしまいますが、その状態で海外へ行くと大変な目に遭います。
カンボジアはフン・セン首相の30年にも及ぶ独裁政治中に汚職がはびこり、警察は腐敗し、街の治安はとても悪くなりました。「悪い」というと抽象的で分からないかもしれませんので、少し具体的に。
カンボジアでは昔から富裕層の多くは政府関係者であり、貧困層は1日3ドル以下で生活していると言われています。極端な格差社会です。そして「貧困層の人間の命は、金持ちのペットの命よりも軽い」とまで言われている国です。
そんな国ですから、平和ボケしている金持ち日本人は、カンボジアの貧困層からしたらまさに「鴨が葱を背負って来る」という状態です。
ただ、ここ数年でかなり治安は改善されてきているようです。
それでも日本には遠く及ばないですし、場所によってはとても危険な所もあるので注意が必要です。
自分の身を守るのは、結局自分です。警察が助けてくれるだろうと思っているようでは危ないです。警察に頼ることのないようにするのが一番です。利用する交通機関はくれぐれも信用できるものを利用しましょう。
さて、シェムリアップ空港からの交通機関は以下4種類があります。
①ミニバン ②タクシー ③トゥクトゥク ④バイクタクシー
ここからは夜に利用した「タクシー」体験を紹介していきます。
ぜひ参考にしてください♪
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カンボジア旅行 !シェムリアップ空港から市内への行き方!! ~タクシーで安全に移動~
交通機関の比較
シェムリアップ空港から市内までは約8kmの距離、交通機関を利用すると約20分です。
歩いての移動は蒸し暑くてホントに過酷です。
何かしらの交通手段を利用して移動することを断然オススメします。
まぁ実際歩いていれば、ひっきりなしに声を掛けられて、それはそれでとても大変だと思います。
ちなみに声を掛けられるのは、自分が「イケメン・イケジョ」という訳ではなく、「外国人でお金を持っているカモ」だということを忘れずに。
各交通手段について、それぞれ簡単にまとめました。
交通手段 | 料 金 | 定員数 | |
時間帯 6:30~23:00 | 時間帯 23:00~6:30 | ||
①ミニバン | 15US$ | 20US$ | 8名 |
②タクシー | 10US$ | 15US$ | 4名 |
③トゥクトゥク | 9US$ | 14US$ | 4名 |
④バイクタクシー | 9US$ | 14US$ | 1名 |
※23時以降は深夜料金で割高
※①ミニバン:3列シートを備えたワゴンタイプの自動車のこと
※③トゥクトゥク:バイクの後ろに座席をつけた乗り物のこと
※④バイクタクシー:バイクの二人乗りするタクシーのこと
交通機関の利用方法
シェムリアップ空港の到着ゲートから外に出ると、「エアポートタクシーサービスのカウンター」があります。
私が実践した、空港でのタクシー手配についての流れを説明します。
◆エアポートタクシーサービスのカウンターに到着
(空港建物の外に出るとすぐに発見できます)
↓
◆目的地(ホテル名など)を伝える
会話は英語ですが、名称を伝えるだけで理解してくれます。
心配であれば、バウチャーやガイドブックなどを見せるとよりスムーズです。
↓
◆「乗り物」を選択
カウンターに乗り物一覧が記載されています。4種類から選びます。
↓
◆料金の支払い
時間帯に応じた料金を事前に支払い、領収書を受け取ります。
↓
◆タクシーを待つ
カウンター近くの乗り場で待つだけです。5分以内で乗り込めました。
※乗り場で待っていると、タクシーが近くに停まり、ドライバーが呼んでくれます。
↓
◆ホテル到着
■「エアポートタクシーサービスのカウンター」メリット
・安心な前払い!!
カウンターで事前に支払いを済ませるため、ぼったくりに合うことはありません。向こうのドライバーと直接やり取りすると、ほぼ確実に料金を割り増しして請求してきます。これ、向こうでは当たり前のことなので罪の意識なんか微塵もないです。。。
・24時間対応!!
深夜到着便でも安心です。空港のベンチで宿泊ってことはありません。
・すぐに乗れる!!
カウンターで受付けして、待つこと数分でタクシーに乗れます。
送迎サービスでは、飛行機到着が変更になると待機時間ができて不便です。
・簡単!!
受付はカウンターに目的地を伝えるだけです。英語が苦手でも安心です。
空港の敷地外で待機しているタクシーやトゥクトゥクがいますが、特に夜間の利用はオススメできません。歩いているだけであちこちから声を掛けられます。そしてしつこい(苦笑)
トラブルを避けるためにも正規カウンターから手配して乗車しましょう。
タクシーを選んだ理由
東南アジア特有の「トゥクトゥク」は旅の雰囲気が出て、珍しい乗り物です。
「一度は乗ってみたい!」、「カッコいい!」と感じる方も多いと思います。
しかし、夜間帯の利用は避けた方が賢明でしょう。
「バックを後ろからひったくられた!」
というショックな話も聞きます。ドアのない構造上、どうしても隙ができてしまいます。
私も市内の移動や日中の場合のみトゥクトゥクを利用しました。せっかく海外に来たのだから、旅の記念に一度は利用しておこうと思ったからです。振り返ってみるとやはりタクシーが一番快適でしたね。
トゥクトゥクについては後日また書きます。
また、カンボジア特有の交通事故事情も覚えておきましょう。
カンボジアで交通事故に遭った場合、かなりの確率で助からないと言われているそうです。
日本では交通事故の死亡率は0.5%程度です。
これに対し、カンボジアは50%を超えると言われています。
100倍ですよ、100倍!!
なんでこんなことになっているのか不思議ですよね?
私も単純に交通事情が悪いとか、医療が発達していないという理由かと思いました。
しかし、もっとひどい理由があったのです。
まず交通事故で人をはねてしまった加害者は、証拠隠滅のためにわざと倒れている人間をもう一度車で轢いて逃げるそうです。被害者が生きていると後々トラブルになるので、それを回避するためです。
日本じゃとても考えられない行為ですが、カンボジアでは事故を起こした人間の半数はこのような行為をとるそうです。。。
理由はこれだけじゃありません。
事故の後、救急車が来るそうですが(誰かが呼ぶのでしょう)、被害者の身元が分からない場合やお金を持っていない場合は、そのままどこかに行ってしまうそうです。
助けても儲けにならないという理由だと推察されます。
これはかなり前に聞いた話ですし、私が見た訳ではありません。しかし、つい先日テレビでカンボジアで頑張っている日本人「正井潔さん」のドキュメンタリーが放映されていました。その方は単身カンボジアへ渡り、救急隊を作り上げたという素晴らしい方でした。番組の中で、「闇救急車(たしかこんな名称だった気がします)」なるものも出てきました。
カンボジアでは、まともではない病院もあるそう。そういう病院にけが人を搬送し、病院からお金をもらうのが「闇救急車」です。無線を傍受し、事故があった場合には正規の救急車より先に現場に向かう。そしてけが人を車に乗せ、提携の病院へ連れていく。日本では信じられないようなことが向こうでは日常として起こっています。
日本人が考える「倫理」というものは、カンボジアなど海外では通じないと考えておいて損はないでしょう。
いや、むしろそのように考えておくべきです。
まぁそもそも、バイクやトゥクトゥクが多いカンボジアでは、交通ルールを守らない人が多いそうです。
さすがに政府も黙っていられなくなり、2015年1月9日に改正道路交通法が施行されました。毎年交通事故を10%減少させ、2020年までに死亡者を半減させるとの目標を立てていますが、その実現は困難だと言われています。
なるべく危険は避けるために、夜間は「タクシー」を選んでシェムリアップ空港から市内のホテルへ移動しました。
上記に述べたカンボジアの状況はもちろんですが、その他にも選んだ理由はいくつかあります。
・車内はエアコンが付いて快適!
・虫刺され心配無用!
・トランクにスーツケースを置ける!
・ドアがあるため外からの危険回避!
・砂埃が身体に付着を防止!
カンボジアは年間を通して夏服で過ごせる気候で、とにかく蒸し暑いです。
日焼けや虫除けの心配もついてきます。
空港から市内までの道路脇は舗装されておらず、砂埃が舞っています。決して空気がキレイとは思えないです。
このことからも「タクシー」が一番快適と思い、利用しました。
感想
旅行前にガイドブックやインターネットで調べていると、
「夜間女性2人の乗車は危険!」
「正規以外のドライバーが勧誘してくる!」
などの記事を目にしていたので、夜23時頃に到着した私には正直ドキドキでした。
いざタクシーに乗車すると、全くの心配無用で拍子抜けでした。
正規のドライバーはきちんと目的地まで送り届けることを果たしてくれました。
とは言っても海外ですので、危険が潜んでいることは間違いないです。
なるべく危険を避けて、楽しい海外旅行にしたいものですよね☆
ということで、結論として、シェリムアップ空港から街への移動には
「エアポートタクシーサービス」を使いましょう。
これに尽きます。トゥクトゥクは市内に着いてからにしましょう。それも日中限定で。
参考までに2015年の殺人事件の発生率は以下になります。 (単位は件/10万人)
日本0.31
カンボジア1.84
うん、やはり日本に比べるとはるかに危ない国だということに間違いはないようです、、、
次回は「カンボジア旅行!トゥクトゥクで巡るアンコール遺跡&観光名所 ~払い過ぎたかもしれません~」について書いていきますね。
お楽しみに☆
「 カンボジア旅行 」に関する記事は以下になります。ぜひ参考にしてください(^_^)
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