「初詣」は神社に行くの?お寺に行くの? 「初詣」の由来って?

お役立ち情報

大晦日から新年にかけて、初詣に関するニュースを目にすることが多くなります。初詣って神社じゃないといけないの?お寺はダメなの?そんな疑問を持っている人もいると思います。実は私もその一人で、何も考えず初詣に毎年行っています。今回は初詣とはそもそもどんなものなのかなど、調べてみました。

「お正月 初詣に行くならこの神社・お寺 ~参拝者数ランキング~」はこちら

 

「初詣」は神社に行くの?お寺に行くの?  「初詣」の由来って?

 

初詣(はつもうで)とは

 

初詣とは、年が明けてから初めて神社やお寺などに参拝し、新年の無病息災や平安無事などを祈願することを言います。一般的には主に元旦早朝に行くこととされていましたが、現在は少し異なり、三が日(1/1〜1/3)の参詣を初詣という場合もありますし、松の内(1/7まで)の参詣を初詣という場合もあります。ただそもそもは元旦の早朝に行くのが普通でした。

また、初詣は神社じゃないといけないと思っている方もいますが、お寺でも構いません。そもそも初詣は地域の守り神である氏神様(神社)や、自分の家が先祖代々檀家になっている菩提寺(お寺)に行くものなので、神社やお寺の区別は関係ありません。もし神社じゃないといけないというのであれば、今年2019年の参拝者数全国一位の成田山新勝寺に行ってはいけないということになりますからね(^_^)

 

初詣の回数

 

「今年は明治神宮、成田山新勝寺、氷川神社に初詣行ってきたよ」と聞くと、「おいおい、それってダメだろ」って思いませんか?節操がないと言うかなんと言うか。。。「初詣は1つの神社やお寺しかダメに決まってるでしょ」って思いますよね。

私も初詣に何回も行くのは「ご利益なさそう」って思っていたのですが、実は初詣の回数は特に制限がないそうです。各神社やお寺によってご利益が違っているので、行きたい神社やお寺が複数ある場合は遠慮なく行っていいそうです☆

 

初詣の起源

 

初詣の起源を考える時にまず理解しないといけない事は、「時間の定義」です。昔は今と違って時計などなく、正確な時間という概念がありませんでした。日が暮れたら一日の終わりという、今となればとても曖昧なもので、日が暮れた夕方からが一日の始まりとされていました。そのため、大晦日の夕方(日が暮れた頃)に日付が変わり、お正月(元旦)を迎えていたのです。

当時は家長(かちょう:家を代表する者)が大晦日の夕方から元旦の朝にかけて、その土地の氏神様を祀(まつ)った神社に泊まり込み、夜通しその年の豊作や家内安全などを祈願する年籠り(としこもり、としごもり)」という風習がありました。やがて年籠りは、大晦日の夜の「除夜詣(じょやもうで)」と元日の朝の「元日詣(がんじつもうで)」の2つに分かれ、そのうち「元日詣」が今の初詣の原形となったと言われています。

ちなみに年籠りが主に行われていたころより少し後になりますが、家長とともに、歳神様からのお下がりであるおせち料理を頂いたあと、歳神様のいる方角にある神社、寺院にお参りするという風習もありました。これが「恵方参り」です。この恵方参りが初詣の由来という説もあります。

「元日詣」だけを行うことが習慣化されたのは、明治時代中期だとされています。氏神や恵方とは関係なく、有名な社寺に参詣することが一般的になったのもこの頃で、つまりこの頃から今の初詣のような形になったという事ですね(^_^)

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?初詣と言えば元旦に行かないといけないと思っている方、結構多いのではないでしょうか?そもそもは元旦の早朝に行くものだったようですが、今では三が日でも1月7日まででも大丈夫なようです。

また、神社に行かなければいけないと思っている方もいらっしゃるようですが、神社でもお寺でも構わないそうです。本来は住んでいる場所の守り神や菩提寺への新年のあいさつですから、まずは地元の氏神様や菩提寺へ参拝するのがルールとなっています。そして初詣の回数にはルールがないので、有名な神社やお寺へ行きたい方は、その後好きなだけ参拝して良いそうです。

と言っても今は昔と違い、神社やお寺との結びつきが薄れている家も多いと思います。自分の家の宗派すら分からない方や無宗教の家も増えています。そんな方は初詣は好きなところに行けばいいと思います。神社やお寺はそれぞれご利益が異なるので、自分の希望するご利益のある場所へ行くといいでしょう。

私も昔は有名な神社やお寺へ行っていましたが、混雑が嫌になったので今は近所にある神社やお寺へ行っています。特にこだわりもありませんし、無理して寒い中遠くに行って体調を壊すのも嫌です。今の時代色々な形があってもいいと思います。大切なのは自分に合った初詣を見つけることだと思います。 楽しい初詣を楽しんでくださいね(^_^)

 

「お正月 初詣に行くならこの神社・お寺 ~参拝者数ランキング~」はこちら

コメント

error: Content is protected !!