ヘルパンギーナが大流行!! ヘルパンギーナとは一体どんな病気? 5歳以下のこどもは要注意!!

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7月31日、国立感染症研究所から「ヘルパンギーナ」の、山形・新潟・静岡各県の定点当たりの患者数が国の警報レベル(基準値6人)を超えているとの発表がありました。「ヘルパンギーナ?」って思われた方も多いと思います。私もその一人です。なんか怖くて気になったので調べてみました。ヘルパンギーナをあまり知らないみなさん、参考にしてください。

 

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ヘルパンギーナが大流行!! ヘルパンギーナとは一体どんな病気? 5歳以下のこどもは要注意!!

 

ヘルパンギーナとは

 

全く聞いたことのない私にとっては、想像すらつかない病気です。まずは「ヘルパンギーナ」で検索してみました。その結果、三大夏風邪と呼ばれるものがあり、その一つだということが分かりました。

・手足口病
・プール熱
ヘルパンギーナ

これが三大夏風邪です。上の2つはよく耳にしますが、ヘルパンギーナは初耳です。もう少し検索したところ、色々とヒットしましたがWikipediaから引用します。


ヘルパンギーナ
(英: Herpangina)は、コクサッキーウイルスの一種が原因となって起こるウイルス性疾患である。手足口病と同様、夏季を中心に乳児や幼児に流行する、いわゆる夏かぜの代表的疾患。

原因ウイルスは、ピコルナウイルス科内のエンテロウイルス属に属するコクサッキーウイルスA群(2,3,4,5,6,10型)が主で、他にB群やエコーウイルスで発症する場合もある[1]

Herpanginaは、angina(ラテン語で扁桃炎)に、herp(ギリシャ語で「這う」[2])を冠したもの。

引用元:Wikipedia

「コクサッキーウイルスの一種」と言われても全然ピンとこないのは私だけではないはずです。病気ってやっぱり難しいですね。。。

まぁ主な特徴を要約すると

①乳児や幼児に多い

②夏に流行する

③ウィルス性の夏風邪

ということでしょうか。この中で注目すべきは①の

乳児や幼児に多い

という部分です。特に5歳以下のこどもは要注意です!!

でもこれだけだと、ただの風邪との違いがさっぱり分かりません。ましてやなぜここまで大々的に取り上げられているのかも不明です。かなりの危険性があるからこそ大々的に取り上げられていると思います。それが何なのか、次は症状について調べてみました。

症状

症状について見ていきましょう。

潜伏期は2〜4日程度で、初期症状として突然の高熱と咽頭痛がある。その後、咽頭粘膜が赤くなり、口腔に1〜5mmの小水疱が数個出現する。小水疱が破れて潰瘍になると痛む。熱は1〜3日間程度続き、粘膜疹はそれよりも長引く。 口の中が痛むことから不機嫌、拒食、哺乳障害が起きやすいが、ほとんどは予後良好である。発熱時に熱性けいれんを伴うことがあり、まれに無菌性髄膜炎、急性心筋炎などを合併することがある[1]。

症例がより多い手足口病とは、発熱が39〜40℃の高熱となり、発疹が口腔に限られる点が異なる。

引用元:Wikipedia

ここで気になる点がありましたね。

発熱が39〜40℃の高熱

口腔に1〜5mmの小水疱が数個出現する

という部分です。まず「口腔(こうくう)」とは

口からのどまでの空洞部分

のこと言います。いわゆる口の中です。次に「小水疱(しょうすいほう)」とは

小さな水ぶくれ

のことを言います。つまり口の中に小さな水ぶくれがいくつかできるのが大きな特徴ということです。ここでふと思いました。

水ぶくれが口の中にできるってどんな感じなんだろう?

って。水ぶくれって聞くと、火傷した時にできるあれが口の中にもできる??って想像してしまいました。なんとなく釈然としなかったので、もう少し調べてみました。するとこの水ぶくれっていうのは、

口内炎

のことのようでした。つまり

高熱が出ると共に、口の中に口内炎がいくつもできる

というのが大きな症状みたいです。

問題はこの病気は小さい子供に多いということです。大人であれば口内炎の一つくらいは経験あるのですぐに口内炎だと分かると思います。しかしまだ小さい乳幼児は、言葉も話せない場合もあるでしょうし、口の中やのどが痛いと伝えることもできない可能性が大いにあります。

もしお子さんがいつもと違って、「機嫌が悪い」「泣いている」「食欲がない」といった場合はすぐに見てあげましょう。口内炎であれば、お子さんの口の中を懐中電灯などで見ればきっと素人でも分かるはずです。

また、小さいお子さんの場合は発熱に伴い

熱性けいれん

というひきつけを起こすことがあります。万が一発熱時にひきつけを起こしたら、まずは体を平らな場所に寝かせましょう。寝かせたら気道を確保するため顔を横に向けてあげましょう。だいたい5分以内におさまると言われています。

しかし、もし5分以内に症状が治まらない場合は、救急車を呼ぶか病院へ連れて行く方がよいようです。ただし、ひきつけが熱性けいれんではない可能性もありますし、他の病気の可能性も考えられます。私たちは病院の先生ではないので、初めてひきつけを起こした場合は他の病気の可能性も大いに考えられるので、早めに診察を受けた方が良いでしょう。

もう一つ注意すべき点があります。それは

大人にも感染する

ということです。子供の看病をしていて感染してしまったということがよくあるようです。大人がかかった場合、重症化する可能性がとても高いようなので、くれぐれも気を付けましょう。

 

かかってしまった時の対処法

 

残念ながら、ヘルパンギーナに対する特効薬はありません。お医者さんに行って鎮痛剤や解熱剤、軟膏などをもらって服用するしかないでしょう。

普通の風邪でものどに痛みを覚えることは多々あると思いますが、ヘルパンギーナの症状ではこの口内炎のせいでかなりの痛みを伴います。ひどい場合には食事や飲みものを受けつけなくなることもあり、脱水症状を起こす可能性もあるようです。

脱水症状にならないためにも、食事には気を付けましょう。のどが痛いからといって食事を摂らないと脱水症状を起こしてしまいます。食事のポイントはいかにのどの痛み(口内炎)を刺激しないかです。

①果物ジュースなど刺激のあるものを避け、麦茶などのどごしの良い少し冷たい飲みものを選ぶ

②食べ物はゼリーやプリン、豆腐など、のどに刺激を与えないものを選ぶ

完治するまでは5日前後かかると言われています。完全に治るまでは、のどの痛みに耐えつつしっかりと栄養を摂るように心掛けましょう。

 

予防法

 

今の段階ではワクチンなどはなく、ありきたりな「感染者との密接な接触を避ける」、「流行時はうがいや手洗い、手指の消毒を励行する」といった方法しかないようです。

そもそもヘルパンギーナは、くしゃみなどの際に出る飛沫によって感染する「飛沫感染」と、子供同士がおもちゃなどで遊んだ際、舐めて唾液を付けたり、鼻水を付けたりしたものに手が触れることで感染する「接触感染」が主な感染経路です。

もう一点注意が必要なのは、治った後も口(息)から1〜2週間、便から2〜4週間、ウイルスが排出され続けます。乳児などのおむつの交換時にウイルスが付く場合があります。汚染された手や指を介して感染が広がることもあるので気を付けましょう。

 

まとめ

 

ヘルパンギーナが夏風邪の一種というだけであればそれほど深刻ではないような気がしてしまいます。しかし実際には乳幼児がかかる場合が多いので注意が必要ですね。なにしろ上手く自分の体調を伝えることができないので、親が見極める必要があります。

夏場にこどもが高熱を出したらヘルパンギーナかも?

こう考えておけばいざという時に慌てなくて済むかもしれません。

感染経路などを見ると、正直防ぎようがないのではないか?というのが私の意見です。子供は親が想像もしないことをします。だから何を触るか分かりませんし、触るなと言っても触ってしまうでしょう。その過程でヘルパンギーナに感染することも大いに考えられます。

普段は手洗いうがいなど、出来ることを行うしかないでしょう。万が一かかってしまった場合は焦らず、病院に行ってまずは診てもらいましょう。

余談ですが、ここ20年、私は滅多に風邪をひくこともなくなりました。それでも数年前に一度、夏に風邪をひいたことがありました。夏場の風邪で大変なのは、暑いのに寝ていないといけないということ!!

身体はだるいので寝ていないといけないのですが、変な寒気があったりして布団をかけない訳にはいきません。でも布団をかけるととんでもなく暑い。私の風邪の治し方ですが、やることはいつも1つだけです。

水分を摂ってとにかく汗をかく!!

これが正しい方法なのかはさっぱり分かりませんが、私は毎回この方法で40℃近くあった熱も一晩で平熱まで下がります。私の場合、一般と比較して体調が悪いと気付くのに少し時間がかかるようです。体調が悪いと気付いた時点で熱を計ってみると、だいたい38℃を超えています。37℃では全く気付きません。平熱は36℃ジャスト位なのですが、結構熱が出やすい体質のようです。

熱があると分かったら、まずポカリスエットなどの2ℓのペットボトルを買います。そして家に帰ったらまずお風呂に入ります。風邪をひいている時にお風呂は良くないと聞きますが、私は少し潔癖症なのか、お風呂に入らないまま布団に入るということができないのです。。。

お風呂に入ったら寝間着を着ます。この時、汗を吸湿しやすいものを着ます。夏でも必ず長そで長ズボンです。寝間着を着たらポカリスエットを飲めるだけ飲みます。そして布団に入るだけなんですが、この時私は寝袋に入った状態で布団に入ります。寝袋は保温性が高いので、自分の身体の熱が寝袋の中でこもり、どんどん暑くなります。しかも寝袋の上には布団もかかっているのでほとんど熱を逃がすことはありません。

布団だけだと、暑いからといって知らず知らずのうちに掛け布団や毛布を蹴ってしまい、いつの間にか何もないこともよくあります。その点寝袋を使えばほとんど身動きが取れないので、自然と汗もどんどんかけるのです。

難点はただひたすら暑いので、それに耐えられるかどうかです。その状態で寝ていると、すぐに汗をかき始めます。そして1時間もすればかなりの汗をかき、寝間着を絞ると水が滴るほどになります。汗をある程度かいたと思ったら都度着替えをして、その度に水分補給をします。汗で水分が失われるので、必ずそれ以上に水分の補給が必要です。

私の場合、これを一晩繰り返していると朝方にはほぼ平熱まで下がります。医学的にどうなのかは分からないのですが、おそらく思い込みがあるのかもしれません。

病は気から

と言いますが、風邪の場合はまさにその通りだと思います。自分が正しいと信じている方法だと、風邪も治りやすいのだと思います。

ただし、これは私の場合です。ウイルスなどであればちゃんとした対処法があります。ヘルパンギーナもそうですが、素人の判断だけでは危険です。少しでもおかしいと思ったら、病院へ行ってちゃんと診察してもらうことをおススメします。

まだまだ夏は続きます。ヘルパンギーナが拡大しているようですが、みなさんも気を付けてこの暑い夏を乗り切りましょう。

51でした。

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