最近は毎日新型コロナウイルスのニュースばかりで、不安を煽りたくないのであえて記事を書かないできました。しかし今回は朗報かもしれない内容だったので調べてみました。早速、喘息薬「シクレソニド」について見ていきましょう。
【新型コロナ肺炎に効果あり⁉】喘息薬「シクレソニド」 陽性3人が快方へ!!
喘息薬「シクレソニド」新型コロナ効果に期待 陽性3人が快方へ
新型コロナウイルスの感染者にぜんそくの治療薬を使った結果、3人が快方に向かったことがわかった。
神奈川県立足柄上病院などのグループの報告によると、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船し、ウイルスの陽性が確認された65歳以上の男女にぜんそくの治療薬「シクレソニド」を使ったところ、3人が快方に向かったという。
このうち、70代の女性1人は陰性となり、すでに退院したという。
医師らのグループは、この症例数のみで効果を論じることはできないとしているが、3人が快方に向かっているため、今後も経過をまとめて報告する予定。
引用:ヤフーニュース
喘息薬「シクレソニド」とは
日本で発売されている成人用の吸入ステロイド気管支喘息治療薬です。
吸入ステロイド気管支喘息治療薬としては4番目の薬となり、ノンフロンタイプの定量噴霧吸入剤としては3番目となっています。
エアゾールの微粒子化により、薬剤の肺内到達率が52%と高く、有効成分が肺内で長時間滞留するのが特徴です。
これはシクレソニドが、肺内で加水分解酵素エステラーゼにより活性代謝物に変換される「局所活性化型薬剤」であり、その代謝活性物が、脂肪酸と結合して可逆的に脂肪酸抱合体を形成することによって可能となっています。
そのため、シクレソニドは、成人用としては日本で初めて「1日1回投与」が認められた吸入ステロイド薬となります。
ちょっと難しいですが、要は薬がピンポイントに効いて、しかも長時間効果が持続するから1日1回だけで済むという事でしょうか。
ところでステロイド剤と言うと、副作用が気になる方も多いと思います。
シクレソニドは、ステロイドの飲み薬にみられる全身性の副作用はあまりないのが特徴です。
さらに薬剤の口腔内付着率が低いことからも、吸入ステロイド薬で認められる嗄声や口内炎など口腔咽頭部トラブルが少ないのもメリットです。
小児に対する有効性と安全性も確認されており、用法・用量についても、成人とは別に設定されています。
大人も子どももどちらでも安心して使える薬という事ですね。
新型コロナウイルス患者への投与の結果
今回、ダイヤモンドプリンセス号で新型コロナウイルスに感染した60代と70代の男女3人に「シクレソニド」を投与してみたそうです。
いずれも2日程度で呼吸の状態や倦怠感が改善したという結果に。
これはちょっと期待してしまう結果ですね。
ちなみに73歳の女性は最初、HIVの治療薬が投与されたようですが呼吸困難が続き、副作用とみられる下痢などがあったそうです。
HIVの治療薬が効果があるとかなり前に情報が出ていましたが、この女性に関しては効果がなかったみたいですね。
そこで「シクレソニド」を投与してみたところ、上述のように2日程度で発熱や呼吸困難の症状が改善し、その後、退院したそうです。
ネットの声 ※引用:ヤフーコメント
もちろん絶対にかかりたくない気持ちで予防するが、それでも感染してしまった時に数多く使用されている効く可能性がある薬があるという情報は、やはり安心感に繋がる。
是非とも更に改善と効果の理由の突き詰めをお願い致します。
早くこの事態の終息を願っています。
これはありがたい話。
肺炎は呼吸が苦しくなる病気。
人は呼吸しなければ生きていくことができず、呼吸つらいということはすなわち生きることが辛くなるということ。
呼吸は睡眠時もしなければいけないので、眠ることすら出来なくなる。肺炎が良くなるだけでもかなり朗報。
医療関係者の方々の奮闘に感謝します。
副作用が少なく、肺に直接届く吸入薬で安価であるのが特徴ですが、一人でも多くの患者が快癒して、コロナ危機が一日も早く終わって欲しいです。そんな夢を見させてくれる薬に期待します。
気管、気管支、肺などの炎症を抑える薬なんだから、症状が緩和されるのは道理だな。
あとはウィルスが排出されきるまで体力が持続すれば乗り切れるってのも道理。対症療法としてはこれが一番効率が良さそう。
既存の薬なので治験などの時間掛かる開発に時間が取られない、在庫もそれなりにありそうなので全国で投薬できる、など利点が多く朗報だと思います。もっとサンプルが出て効果が確かめられればいいですね!
まとめ
まだ症例数も少なく、そもそも新型コロナウイルス自体の研究が進んでいないので確実な情報とは言えません。
実際に医師らも、「この症例数のみで効果を論ずることはできない」と言っています。
今後も他の医療機関と共同で症例数を蓄積し、その結果の検証が必要となるでしょう。
それでも可能性があるというのは明るい兆しです。
今現在、新型コロナウイルスによるニュースはどれも暗いものばかり。
何一つ明るいニュースがなかったので、あくまで可能性ではありますがこの「シクレソニド」のニュースは久しぶりに明るい材料でした。
今後検証していき、「シクレソニド」が新型コロナウイルスによる肺炎に効果があると分かると本当にいいんですけどね。
日本政府が全く役に立たない今、こうやって現場で頑張っておられる方々が希望です。
お医者さまたちは大変かもしれませんが、頑張って欲しいと思います。
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