hプロジェクトの佐々木貴浩社長が反論 大本萌景さんの自殺との関連は?

hプロジェクトの佐々木貴浩社長が反論 大本萌景さんの自殺との関連は?

以前このブログでもお伝えしましたが、2018年3月21日、愛媛県松山市を拠点に活動する農業アイドルグループ「愛の葉Girls(えのはがーるず)」のメンバーだった大本萌景(おおもと ほのか)さんが自宅で首を吊り、16歳という若さで命を絶つという悲しい事件が報道されました。大本萌景さんのご遺族が2018年10月11日、自殺の原因は事務所のパワハラなどが原因だったとして、12日松山地裁に提訴するとの動きがありました。

 

大本萌景さんの自殺の背景についての記事はこちらです。

他の芸能記事はこちらです

 

hプロジェクトの佐々木貴浩社長が反論
大本萌景さんの自殺との関連は?

 

 

hプロジェクト株式会社とは

 

自ら命を絶った大本萌景さんが所属していた農業アイドル「愛の葉Girls」の所属事務所が、「hプロジェクト株式会社」です。正式には「農業生産法人hプロジェクト株式会社」という名称で、愛媛県にある会社です。会社のホームページ(公式HP:http://www.ehime-hpro.com/)もあるのですが、今は「準備中」となっており、電話番号・FAX番号・メールアドレスしか見ることが出来ないようになっています。

 

2018年10月11日現在のホームページです

 

ちなみに、2018年5月下旬時点にホームページを訪問した時には以下のような抗議文が掲載されていました。

文春オンラインの記事につきまして
先日、株式会社文藝春秋が運営する文春オンラインにおいて、愛の葉Girlsのメンバーが帰らぬ人となったこと(以下「本件」といいます。)についての記事が掲載されました。
弊社におきましては、故人のご冥福を祈りつつ、弊社に一切の発言を認めないというご遺族の意向から、本件に関する発言を控えておりました。

しかしながら、上記記事において事実ではないことがまるで事実であるかのように書かれており、現在、インターネットや各種SNS上において虚偽の情報が飛び交っておりますことから、やむなく本件に至った事情を説明することに致しました。
上記記事では、弊社の代表佐々木が故人に対して1億円を要求したかのように書かれておりますが、そのような事実はないことを断言させて頂きます。
故人に対しては高校入学に必要な入学金や制服代を貸し渡しましたが、ご遺族からその返金は受けておりません。

現在、亡くなった理由は弊社にあると決めつけた上で、ネット上に脅迫文言や誹謗中傷を書き込んだり、業務妨害を目的とする電話をかけ続けたりという例が相次いでおります。
脅迫・名誉毀損・業務妨害等の違法行為につきましては、現在、警察に相談し、弁護士を通して法的手続をとる様、進めております。
愛の葉Girlsは弊社を離れ、他社において活動する予定となりましたが、変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。
今後何か動きがありましたら逐一皆様へご連絡致します。

hプロジェクト株式会社 代表取締役 佐々木貴浩

お問い合わせTEL:089-948-9960

引用:農業生産法人 hプロジェクト株式会社

 

完全に会社としては活動が止まっているようですね。
この会社の代表取締役が佐々木貴浩社長です。

 

佐々木 貴浩(ささき たかひろ)社長の反論

 

佐々木貴浩社長については、農業アイドルグループ「愛の葉Girls」メンバーの大本萌景さん 自殺の背景は?の記事の中に書かせていただきましたので、参考にしてください。

今回遺族側の訴えに対し、佐々木貴浩社長はパワハラをした事実はないと、以下のように反論しています。

「1億円とか、辞めるんだったらお金を払えとか言ったのは想像がつきません。その点に関しては、萌景ちゃんが言ったとも考えられません。一部の報道であったように威圧的というか、強い言葉で追い詰められて亡くなられたんじゃないかとあるが、半年くらい前の…」

1億円払えという部分については、LINEではなく電話での会話だったようです。録音もないようなので、お互いに言った言わないの争いになるでしょう。そうなるとこの部分については証拠とはならないと思います。

 

過重労働問題

 

今回、裁判になる際に1つの大きな争点となりそうなのが、過重労働問題です。大本萌景さんの勤務実態として、長時間拘束が明らかになってきました。早朝に集合し、帰宅するのが翌朝2時といった大人でも驚くほどの拘束時間。遺族側は

「未成年にもかかわらず、早朝から深夜まで平均して10時間以上拘束されていた」

と訴えています。この点については佐々木貴浩社長も一部認めています。

「タレント契約になるので時間の制約はないが、あくまで労働基準法をもとに活動していた。ただ、1年のうち何回かは早朝から深夜まで遅くまで拘束をすることもあった」

しかし、そもそも労働基準法では、満18歳未満の年少者を1日8時間、週40時間を超えて働かせることは原則として禁止されています。 また、同じく満18歳未満の年少者を、午後10時から翌日の午前5時までの深夜に労働させることは禁止されています。つまり事務所側は明らかに労働基準法に違反しているということは明白です。

しかもこれだけの労働をさせられているのに、お給料は特になく、物販の売上に応じて支払われるだけだったとのこと。それも月にして、3万5千円程度。実際事務所にはいくら収入があったのか分かりませんが、労働の対価としては明らかに少ないのは分かります。

ではこれで大本萌景さんの自殺について因果関係が認められるかと言うと、なかなか難しいのではないかと個人的に思います。過重労働についてはおそらく遺族側の主張は認められると思いますが、慰謝料の部分にとどまるのではないかと個人的には思います。自殺との因果関係についてまでは完全に認められるには至らないと思います。

そうなると重要になってくるのが「パワハラ問題」です。

 

パワハラ問題

 

過重労働問題では自殺との因果関係を認められない可能性がありますが、大きな争点になりそうなのがこのパワハラ問題です。大本萌景さんの自殺の直接的な原因となった可能性が考えられるからです。おそらく裁判ではこの部分がどうなるかだと思っています。

ニュースでも取り上げられていますが、所属事務所のスタッフとのLINEのやり取りが印象的です。パワハラの証拠として裁判でも争点になると個人的に思います。実際に形として残っているので、とても大きな証拠となりえます。そのやり取りについて、Twitterで他の方が公開していたので、一部を見てみましょう。

 

LINEのやり取り

 

 

 

こちらの方のツイートの中に、大本萌景さんと事務所とのやり取りと、大本萌景さんのお母様と事務所とのやり取りが画像としてありました。

 

こちらが大本萌景さんと事務所とのやり取りです
大本萌景さんのお母様と事務所とのやり取りです

 

「愛の葉Girls」では、メンバーが家族に相談したり、メンバーの保護者同士が相談したりすることは禁止されていたそうです。16歳の子供が親に相談出来ないってどういう環境なんでしょうか?到底理解ができません。

 

まとめ

 

こうやって見てみると、16歳の女の子をアイドルとして働かせるには十分な体制を整えることができていない事務所だったと思います。そんな環境の中で1人の女の子が苦痛に耐えつつ夢を叶えるために頑張っていた。そして志半ばで命を絶ってしまうという悲しい結末。。。

彼女のことを全く知らなかった私でも、本当に心が痛む事件です。この事務所と社長には大きな責任があることは間違いないです。その責任については、裁判で明らかにされていくでしょう。

ただ個人的に今回気になったのは、大本萌景さんのお母様です。大本萌景さんが全日制の高校に編入する際、事務所に前借という形でお金を借りたようです。この点が私には理解できません。家庭の事情などもちろんあったとは思いますが、自分の娘の進学費用であればご家族で工面すべきだったのではないかと思います。

「お金を借りる」という行為自体、私はあまり良くないと考えています。今回は21万円という金額だったようですが、どうしようもない金額ではなかったのではないかと思います。頑張って働けば、工面することができたのではないかと。

裁判はかなり長くなると思います。ただその中で事実が明らかになり、なぜ16歳の女の子が自らの命を絶つという悲しい決断をするに至ったのか、その原因と責任が明らかになる事を願うばかりです。事務所側と遺族側がお互いを非難しあうような見苦しいことにならないことを祈ります。そんなことは大本萌景さんも望んでいないでしょうから。裁判が終わるまで、第三者として冷静な視点からこの事件についてしっかり見届けたいと思います。

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